井上尚哉 VS アラン・ピカソ戦を振り返って
井上尚哉は何故ピカソをKOできなかったのか
井上尚哉の違和感
2025年12月27日、サウジアラビアで開催された世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチは、挑戦者アラン・ピカソを迎え、「王者が何ラウンドでKOするか?」という予想が大半であったと思います。私も同じ考えで、中盤に王者がKOすると予想していました。
しかし、試合が始まってしばらくすると、井上尚哉の戦いぶりに違和感を覚えました。違和感とは「間合い」です。この違和感は、ピカソが今までとは異なる、相当な覚悟と勇気をもって、自らプレスをかける戦い方をとったこともあるのかもしれませんが、いつもの間合いが微妙にずれているように感じました。
今回の試合にかける王者のモチベーションは、幾分か下がっていたのではないかと思います。
32歳の王者、完成度100% ピークの頂点をやや下降か?
井上尚弥の前回の試合、アフマダリエフ戦での動きは、これまでの世界戦のなかでも、特に完成度が高い戦いぶりでした。相手がアフマダリエフであったことが原因かもしれません。ピカソ戦での出来は、その時よりも明らかに出来が下回っていました。年間4試合をこなした疲れもあり、これを単に「調子が悪かった」ととらえる意見が多勢をしめると思いますが、32歳という年齢からくる「集中力の低下」が表れてきたとみることもできるのではないでしょうか。
次戦で井上尚哉がどのような試合を見せるのか、注目です。
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