”モンスター井上”名付け親、大橋秀行
井上尚弥が所属する大橋ボクシングジム会長、大橋秀行の現役時代
「モンスター」というキャッチコピーを思いついたのは、井上尚弥が所属するジムの会長、大橋秀行さんです。ジムのホームページに会長の紹介が掲載されていますので、そこに記載がないことを中心に大橋秀行さんの現役当時を振り返りたいと思います。(以降は敬称略です。)
プロフィール
| 生年月日・プロデビュー | 1965年3月8日・1985年2月 |
| 出身地 | 日本 神奈川県横浜市 |
| 身長・リーチ | 164cm・不明 |
| スタイル | 右ボクサーファイター |
| 実績 | 元WBCストロー級(現ミニマム級)王者(1990年2月7日獲得) 元WBAストロー級(現ミニマム級)王者(1992年10月14日獲得) |
| プロ戦績・アマ戦績 | 24戦19勝(12KO)5敗・47戦44勝(20RSC)3敗 |
150年に1人の天才
大橋秀行は1985年2月、ジュニアフライ級でプロデビューしました。軽量級らしからぬ強打が売りで、左ボディブローを得意としていました。戦法は、相手が入ってきたところをカウンターで迎え撃つ、待ちのスタイルでした。「150年に1人」とは誰が言ったのかは定かではありませんが、世界タイトル13回連続防衛記録をもつ具志堅用高が「100年に1人の天才」と呼ばれたことから、「具志堅よりもすごい」という意味でつけられたキャッチコピーのようです。
能力評価
| 大橋秀行の能力評価 Ability Assessment 階級:ミニマム級 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 項目 Item | 評価 Rating | ||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
| パンチ力 Punching Power | ☆ | ||||
| パンチの速さ Punching Speed | ☆ | ||||
| フットワーク Footwork | ☆ | ||||
| 技術 Technique | ☆ | ||||
| 体力 Physical Power | ☆ | ||||
| 防御 Defense | ☆ | ||||
| 持久力 Endurance | ☆ | ||||
The standard for rating is “3”.
韓国の猛者、張正九(チャン・ジュンク)への挑戦
大橋がチャンピオンへの階段を早足で登りかけていたころ、WBCジュニアフライ級チャンピオンは「韓国の英雄」、張正九(チャン・ジュンク)でした。張は15回のタイトルを防衛した偉大な選手です。大橋は、このチャンピオンと2度にわたって壮絶な打撃戦をみせ、会場を沸かせましたが、いずれもKOで敗れています。
1986年、WBCジュニアフライ級タイトルマッチ 張正九戦
ストロー級世界王座獲得
1990年2月7日、大橋は階級をひとつ下げ、WBCストロー級チャンピオン崔漸煥(チェ・ジュンファン)に挑戦し、9回に左ボディブローでチャンピオンをマットに這わせ、KO勝ちしました。この時、日本ボクシング界はチャンピオンが不在で、国内ジム所属選手による世界王座獲得21連続失敗しているなか、大橋がこれを止めたことで、会場は異様な盛り上がりを見せたのです。
WBCストロー級タイトル獲得 チェ・ジュンファン戦
リカルド・ロペスとの闘い
WBCストロー級初代チャンピオン井岡弘樹から王座を奪った、ナパ・キャットワンチャイとの初防衛戦を判定勝ちで退けたあと、2度目の防衛戦でリカルド・ロペスを迎えました。
リカルド・ロペスは大橋の持つタイトルへ挑戦するまで25戦全勝18KOでしたが、ボクシング関係者の中での知名度は低く、大橋の強打がさく裂するであろうという日本ボクシング界の雰囲気がありました。しかし、1ラウンドが始まると、ロペスの動き、ボクシングの完成度の高さに会場が静まり返りました。大橋の唯一の見せ場は、1ラウンド終盤に放った顔面へのカウンターの右フックのみで、それ以外はロペスの教科書のようなボクシングでほぼ一方的な展開となり5ラウンド、ロペスのコンビネーションの餌食となりました。
WBCストロー級世界タイトル、大橋秀行2回目の防衛戦リカルド・ロペス戦
リカルド・ロペスの詳細についてはこちらをご覧ください。
王座返り咲き・WBAミニマム級世界タイトル獲得
「太く短い」大橋秀行現役生活
大橋が現役時代に戦った相手は世界的に評価が高い選手が多かったように思います。19歳から28歳までの約9年間で、プロ戦績は24戦19勝(12KO)5敗、「太く短い」現役生活であったように思います。

[…] になったのは、日本の大橋秀行を5Rノックアウトに下した試合です。当時は「ストロー級」と呼ばれていました。現在のミニマム級です。この試合については、こちらをご覧ください。 […]