WBOミニマム、ライトフライ、フライ級元王者 田中恒成、4階級制覇なるか?

WBOスーパーフライ級王座獲得なるか?ランキング1位田中恒成が2位クリスチャン・バカセグアと空位の王座をかけて対戦!

2024.2.24
東京両国国技館
トリプル世界戦
WBOスーパーフライ級王座決定戦
1位 田中恒成
 VS
2位 クリスチャン・バカセグア

田中恒成の試合のほか、中谷潤人のWBCバンタム級タイトル挑戦、井上拓真のWBAバンタム級タイトル防衛戦が行われます。

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田中恒成とは?

田中恒成のプロフィール

田中恒成は、プロ5戦目で世界王座を獲得し、プロ12戦目でフライ級タイトルを獲得し3階級制覇を達成しました。これだけの短いキャリアでの3階級制覇は、ワシル・ロマチェンコと並ぶ世界最速タイ記録です。田中恒成のボクシングは、スピードと回転の速い連打で相手を追い込むオフェンス重視のスタイルで、観客受けする魅せるボクシングが身上です。このスタイルは田中恒成の意志によるもので、「プロ意識」が強い選手だと思います。ただ、ディフェンスには課題がありました。オフェンスに気を取られるあまり、ガードが下がることがあり、相手のパンチをもらってダウンすることが何回かありました。2020年12月31日に4階級制覇をかけてWBOスーパーフライ級王者井岡一翔に挑戦しましたが、ガードが下がる弱点を井岡に狙われて8ラウンドTKO負けを喫しています。敗戦は、井岡に敗れたこの1敗のみです。この敗戦により、田中恒成はディフェンス強化に取り組み、その後は、スーパーフライ級で4戦全勝2KOと結果を残しています。

生年月日
プロデビュー
1995.6.15
2013.11.10(6R判定3-0勝利)
出身地岐阜県多治見市
身長・リーチ164㎝・164㎝
スタイル右ボクサーファイター
アマ戦績
プロ戦績
51戦46勝(13KO・RSC)5敗
20戦19勝(11KO)1敗
実績元WBOミニマム級王者
(2015.5.30獲得・1度防衛後返上)
元WBOライトフライ級王者
(2016.12.31獲得・2度防衛後返上)
元WBOフライ級王者
(2018.3.31獲得・3度防衛後返上)

実力にあった評価を受けていない田中恒成

田中恒成は、井岡一翔に敗れたものの、その実力は一級品です。田中恒成は、デビュー戦の相手が世界ランカーで、常に強豪と試合をしてきましたし、3階級制覇も成し遂げています。本来ならもっと注目されて然るべき選手だと思いますが、正当な評価を受けていないように思います。私見にはなりますが、関東圏と関西圏に拠点を置くジムに所属する選手は世界タイトルの機会に恵まれやすく適正に評価されているように思いますが、中部地方のジムは世界挑戦のチャンスが少なく、評価も低く見られる傾向があるように思います。田中恒成が所属する畑中ジムの会長畑中清司さんは元WBCスーパーフライ級チャンピオンですが、畑中会長が現役であったときから感じています。日本ボクシングがもっと盛り上がるように、拠点に関係なく、実力がある選手にチャンスが与えられ、正しく評価されることを願います。

能力評価

田中恒成の能力評価
Ability Assessment
階級:スーパーフライ級
項目
Item
評価
Rating
パンチ力
Punching Power
パンチの速さ
Punching Speed
フットワーク
Footwork
技術
Technique
体力
Physical Power
防御
Defense
持久力
Endurance
※ 評価の標準は”3”です。
  The standard for rating is “3”.

過去の試合


2019年3月16日
WBOフライ級タイトルマッチ
VS 田口良一
12R判定3-0
田中恒成勝利

元王者田口良一との一戦。どちらも一歩も引かず、打撃戦となりましたが、パンチの回転力に勝る田中恒成が打ち勝った試合です。

2020年12月31日
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ
VS 王者 井岡一翔
8RTKO
井岡勝利

ディフェンスの差が勝敗を分けました。井岡一翔は、田中の右ガードが下がる弱点をつき、左フックで田中恒成から3度ダウンを奪った井岡が8ラウンドTKOで勝利しました。

2023年5月21日
スーパーフライ級10回戦
VS WBC同級13位
パブロ・カリージョ
10RTKO
田中勝利

以前よりもガードが高くなっています。相手の反撃にもディフェンスを意識した動作が見られました。
スピードは相変わらずで、驚くほど速いです。