【試合結果】1月23日大阪、ダブル世界戦、寺地拳四朗、ユーリ阿久井政悟、那須川天心、辰吉寿以輝

WBA・WBCライトフライ級統一王者寺地拳四朗、薄氷の勝利で王座防衛!
WBAフライ級タイトルマッチ、ユーリ阿久井政悟が新王者!

※ 試合直前の記事はこちら

54.8kg契約8回戦
与那覇勇気 VS 辰吉寿以輝
8R判定0-2
辰吉勝利

初回から辰吉の連打が与那覇をとらえました。KO決着を予感させるスタートでしたが、与那覇が辰吉の強打を受けながら根性で打ち返し、判定となりました。与那覇の驚異的な粘りが見られましたが、手数、相手にダメージをより与えたのは辰吉でした。パンチ力の差も勝敗を分けたと思います。

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WBAフライ級タイトルマッチ
王者 アルテム・ダラキアン
VS
ユーリ阿久井政悟
判定0-3
ユーリが新王者

この試合では、お互いが相手に決定的なダメージを与えるような攻勢はなく、素人目には優劣の判断が難しい試合でした。ただ、終始プレッシャーをかけ、手を出していたのはユーリ阿久井政悟の方でした。ダラキアンのパンチはヒットしていたところもありましたが、阿久井にダメージを与えるほどの決定打はありませんでした。逆に、阿久井もダラキアンにダメージを与えるほどの有効打はありませんでしたが、阿久井の動きは、「積極的な攻撃姿勢」としてジャッジ3人の評価を得て、3-0の判定勝利でユーリ阿久井政悟が、変則スタイルのダラキアンからタイトルを奪取しました。

※ ユーリ阿久井政悟に関する試合前の記事はこちら

※ アルテム・ダラキアンに関する試合前の記事はこちら

121ポンド契約8回戦
WBCバンタム級14位
ルイス・ロブレス
VS
那須川天心
3R終了TKO
那須川天心勝利

3ラウンド終了時にロブレスが右足の異常を訴えて試合を棄権しました。ロブレスはガードを高く上げて姿勢を低くどっしりとした構えから、強いパンチを打っていました。那須川は落ち着いてロブレスのパンチに反応していました。ロブレスのパンチの軌道をよくみて、ブロッキングで防御、ボディへの左アッパーがよくヒットしていました。このボディブローはかなり効いていたと思います。前手にあたる右フックをよく打っていましたが、これも効果的でした。那須川は、右のリードパンチの使い方が多様になっていて、また、無駄な動きが少なくなっていました。試合開始時に相手と対峙する那須川の広背筋が以前より発達していて、ボクサーの体格になっているように感じました。おそらくパンチ力も上がっていると思われます。

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WBA・WBCライトフライ級タイトルマッチ12R
王者 寺地拳四朗
VS
WBA1位
カルロス・カニサレス
12R判定2-0
寺地勝利

カニサレスのパワーに寺地が苦戦しました。2ラウンドに、寺地の右フックが打とうと前進してきたカニサレスのテンプルをカウンターでヒットし、カニサレスがダウンしました。次の3ラウンド、寺地が一機に攻勢にでるのかと思いきや、カニサレスが反撃にでて、逆にカウンターの右ショートストレートを寺地の顔面へヒットさせ、ダウンを奪い返しました。4ラウンド以降、寺地がカニサレスのボディを攻めますが、ラウンド終了前30秒あたりにカニサレスが攻勢にでて、寺地が中々ペースをとれませんでした。逆にカニサレスのパワーのある攻勢に寺地のバランスが不安定になるシーンが見られました。8ラウンドまで、ラウンドが始まると寺地がプレッシャーをかけるのですが、ラウンド終了際になるとカニサレスが攻勢にでるという状況が何度も見られました。ジャッジの印象を考えてのカニサレスの攻勢であったと思います。8ラウンド終了時点で公表されたジャッジの中間集計結果は一人が75対75のドロー、二人が76対74で寺地支持というものでした。

9ラウンド、10ラウンドとカニサレスの攻勢が優勢にみえました。寺地は打ち合いでは不利と考えたのか、11ラウンドになるとフットワークを使ってアウトボクシングを始めました。ここにきて、アウトボクシングに転じるのは遅い感じがしました。寺地のアウトボクシングにカニサレスのパンチが空をきっていましたので、もう少し、早めにこの戦法に切り替えていたら、もう少し楽にさばけたように感じました。結果は2-0判定で寺地が勝利したのでよかったのですが、今後の課題となりました。

カニサレスのパワーと試合運びのうまさに、かなり難しい試合となりましたが、寺地が薄氷の勝利を得ました。

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