WBAフライ級王者アルテム・ダラキアンにユーリ阿久井政悟は勝てるのか?
2023.11.15、WBAフライ級タイトルマッチに臨むユーリ阿久井政悟とは
ユーリ阿久井政悟は、現在WBA世界ランキング1位です。阿久井が挑戦するウクライナ出身の王者は22戦無敗、しかも、15回のノックアウト勝ちをしているハードパンチャーです。
試合予想の前に、ユーリ阿久井政悟を分析してみます。
プロフィール
| 生年月日 プロデビュー | 1995.9.3 2014.4.20(ライトフライ級、3-0判定勝利) |
| 出身地 | 日本 岡山県倉敷市 |
| 身長・リーチ | 163㎝・168㎝ |
| スタイル | 右ボクサーファイター |
| 実績 | 日本フライ級王者(2019.10.27獲得。3度防衛) |
| アマ戦績 プロ戦績 | 27戦20勝7敗 20戦17勝(11KO)2敗1分 |
能力評価
| ユーリ阿久井政悟の能力評価 Ability Assessment 階級:フライ級 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 項目 Item | 評価 Rating | ||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
| パンチ力 Punching Power | ☆ | ||||
| パンチの速さ Punching Speed | ☆ | ||||
| フットワーク Footwork | ☆ | ||||
| 技術 Technique | ☆ | ||||
| 体力 Physical Power | ☆ | ||||
| 防御 Defense | ☆ | ||||
| 持久力 Endurance | ☆ | ||||
The standard for rating is “3”.
ユーリ阿久井政悟を分析
過去の試合をみると、最も印象に残る点は、ノーモーションの右ストレートです。右ストレートの威力は、相手に致命的なダメージを与える強さがあります。また、体幹が強いように思います。強いパンチを打ってもバランスが崩れません。防御はブロッキングが多く、ガードの上から打たれるシーンが目につきますが、バランスは崩れません。
阿久井の欠点は、上体の動きが少ないこと、ブロッキングでの防御を主体とするため手数が少ないところです。上体の動きが少ないと顔面を狙い撃ちされる危険性が高まります。ブロッキングでの防御は、攻防分離となり、相手の手数が多い場合、守り一辺倒になりやすい欠点となります。特にフットワークをよく使う選手に対しては、ブロックした後に自分の攻撃を返そうとしたときに相手がすでに射程圏外にいるという状態になるため、一度、ペースを奪われるとペースを取り戻すために余計な体力を消耗することになります。
阿久井のスタイルを活かすには、接近戦をして相手を乱打戦に巻き込むことです。ダッキング、ヘッドスリップをブロッキングに組み合わせて、攻撃に繋げることができれば、攻撃の幅がもっと広がると思います。
試合予想
7、8ラウンドに王者ダラキアンが阿久井をノックアウトすると予想します。
阿久井がガードを固めて前進し、左フックあるいは左ジャブ、右ストレートのコンビネーションを主体に攻め、王者はフットワークを使って距離を保ち、得意のカウンターで向かい打つ展開になると思います。ブロッキングで防御する阿久井が相打ちを覚悟して、右ストレートを打っていけるかどうか。おそらく、手数が少なくなり、焦って打ちに行ったところに、王者の多彩なカウンターを合わせられるのではないかと思います。
阿久井が勝利するためには、ノーモーションの強い右ストレートを当てる必要があります。ブロッキングとダッキングで致命的なダメージを受けないようにして、接近戦に持ち込むことです。ダラキアンはガードを下げて戦うことが多いので、接近して乱打戦になれば阿久井のパンチが当たると思いますので、ダラキアンに隙ができると思います。阿久井はそこ見逃さず、王者の出すパンチに反応して右ストレートを相打ちするつもりで打つことができれば、チャンスもあると思います。
アルテム・ダラキアンの記事はこちら
過去の試合
2018.4.8 ライトフライ級戦。矢吹正道に右ストレートをきっかけに初回KO勝利をおさめました。
2021.7.21、日本フライ級タイトルマッチ10回戦。当時、8戦全勝の桑原拓を10ラウンドに右ストレートでノックアウトしました。
寺地拳四朗とのスパーリング。体幹の強さ、バランスの良さがみてとれます。上体の動きは少ないです。

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