【注目選手】IBF世界スーパーライト級王者スブリエル・マティアスとは?
レコードからは想像できないスリムな強打者プエルトリコ出身のボクサー、スブリエル・マティアスを紹介!
WBCスーパーライト級王座にデヴィン・ヘイニーがついたことで、この階級に注目が集まってきたと思います。ライアン・ガルシアがヘイニーと対戦する話題もあります。WBA王者はローランド・ロメロ、WBO王者はテオフィモ・ロペスとこちらも注目度が高くなっています。
今回は、IBF王者スブリエル・マティアスを紹介します。
スブリエル・マティアスのプロフィール
| 生年月日 プロデビュー | 1992.3.20 2015.12.19(1RTKO勝利) |
| 出身地 | プエルトリコ |
| 身長 リーチ | 173cm 180cm |
| スタイル | オーソドックス |
| プロ戦績 | 21戦20勝(20KO)1敗 |
| 実績 | IBF世界スーパーライト級王者(2023.2.25獲得・1度防衛) |
過去の試合からみるマティアスの特徴
過去の試合をみた感想は、「とにかく接近戦が大好き」という点です。フットワークを使って距離をとるボクシングではありません。両腕でしっかりとガードを固めて相手のパンチをブロックし、そこへ上体を動きを加えて、パンチの威力をころして体へのダメージを抑えます。2ラウンドまで様子をみて、3ラウンド以降徐々にペースをあげ、コンパクトなフック、アッパーで顔面とボディを攻撃して相手の体力を削り、中盤にKOというパターンを得意としています。相手がギブアップして試合放棄することが何回かありましたので、見た目以上にパンチ力があってパンチの質が硬く、対戦相手は相当なダメージを受けるのかもしれません。
【過去の試合】2023年11月25日
IBFスーパーライト級タイトル初防衛戦
VS ショジャホン・エルガシェフ
エルガシェフは当時の戦績は23戦全勝20KO、サウスポーの強打者です。2ラウンドまでは、エルガシェフが攻勢にでて、王者が守る状況でした。エルガシェフはゴロフキンやベテルビエフと同様、ロシア系ボクサー特有のフィジカルの強さと重たいパンチ力を感じましたが、3ラウンドになると徐々に王者のパンチがヒットし始めました。王者は硬いブロッキングでエルガシェフの決定打をゆるさず、バックステップなどは使わず、ブロッキングの姿勢をキープして前進、エルガシェフの打ち終わりに強いパンチを返しました。王者は、接近戦でフック、アッパーを顔面とボディを攻めてエルガシェフを追い込み、6ラウンド始まってすぐにエルガシェフ陣営が試合を放棄しました。この試合で王者マティアスはエルガシェフが得意とする接近戦で応戦し、逆に打ち負かしてしまいました。
【過去の試合】2023年2月25日
IBFスーパーライト級王座決定戦
VS ジェレミアス・ニコラス・ポンセ
対戦相手のポンセは、当時30戦全勝(21KO)、身長179cm、リーチ192cm、強打者同士の対戦でした。序盤は、ポンセが強いパンチで接近戦をしかけ、マティアスが応戦する展開となりました。2ラウンド終盤、マティアスの左フックがポンセのあごをとらえポンセがふらつきました。3ラウンドが始まると、再び接近戦での打撃戦が続き、我慢比べのような状態になりました。4ラウンドになるとマティアスの手数がポンセを上回ってきました。5ラウンド、ポンセがマティアスの攻勢に耐えることができずダウンし試合が終わりました。この試合でも、接近しての打撃戦が繰り広げられましたが、明らかな差がありました。マティアスは、ブロッキングと上体の動きで相手の決定打を防ぎ、もらったとしてもダメージを最小限に抑える動きが見られました。さらに、攻撃は大振りなポンセに対して、マティアスの攻撃がコンパクトでポンセの大振りなパンチの内側でヒットする場面多くありました。マティアスはこの試合でIBFスーパーライト級のタイトルを獲得しましました。
【過去の試合】2020年2月22日
VS ペトロス・アナニャン
アナニャンはロシア出身ボクサーで、当時18戦14勝(7KO)2敗2分の戦績でした。この試合も接近しての打撃戦の展開が続きました。7ラウンドにアナニャンの強烈な右フックと左フックを顔面に被弾したマティアスがロープ際へへふらふらと下がったところでスタンディングダウンをとられました。再開後は接近戦の打撃戦となりましたが、両者一歩もひかず、判定となり、マティアス初の敗戦となりました。マティアスは、この試合の約2年後、アナニャンと再戦し、9ラウンドTKOで借りを返しています。

[…] スブリエル・マティアス(プエルトリコ)31歳21戦20勝(20KO)1敗 […]