【注目選手】無敗で2階級制覇したWBCスーパーライト級王者デヴィン・ヘイニーを紹介!
元主要4団体統一ライト級王者、ユリオルキス・ガンボア、ホルヘ・リナレス、ワシル・ロマチェンコなど、世界の強豪を相手に無敗を続ける試合巧者
デヴィン・ヘイニーのプロフィール
| 生年月日 プロデビュー | 1998.11.17 2015.12.11(1RTKO勝利) |
| 出身地 | アメリカ合衆国 |
| 身長 リーチ | 175cm 180cm |
| スタイル | オーソドックス |
| プロ戦績 | 31戦全勝(15KO) |
| 実績 | 元WBA・WBC・IBF・WBOライト級王者 ※ライト級王座防衛回数はWBC7回、その他2回 WBCスーパーライト級王者 |
2020年11月7日、WBC2度目の防衛戦、ユリオルキス・ガンボア
2021年5月29日、WBC3度目の防衛戦、ホルヘ・リナレス
2023年5月20日、4団体統一王座2度目の防衛戦、ワシル・ロマチェンコ
何れも判定3-0で勝利。
ロマチェンコと対戦したあと、2023年12月9日、WBCスーパーライト級タイトルマッチで王者レジス・プログレイスを判定3-0で破って2階級制覇を達成。
デヴィン・ヘイニー過去の試合
2020年11月7日、ユリオルキス・ガンボア戦
ユリオルキス・ガンボアは、キューバ出身で、WBA・IBFフェザー級スーパー王座、WBAスーパーフェザー級暫定王座、WBAライト級暫定王座を獲得した3階級制覇王者です。ヘイニーと対戦した時は全盛期を過ぎた38歳で、21歳のヘイニーとのスピード差は如何ともし難く、リーチ差もかなりありました。
2021年5月29日、ホルヘ・リナレス戦
リナレスは当時35歳。リナレスは2018年5月にロマチェンコに敗れて以降、3年振りに王座に返り咲くチャンスでした。この時、リナレスは、ハンドスピードと連打の回転力はヘイニーと互角であったと思うのですが、フットワークと柔軟性、そして、パンチ力はヘイニーがリナレスを上回っていました。リナレスは、フットワークが以前よりも動きが少なくなっていて、全体的に硬さもありました。これがリナレスの”衰え”の症状だったと思います。
2023年5月20日、ワシル・ロマチェンコ戦
ヘイニーが、フェザー級からライト級まで3階級を制したロマチェンコと対戦しました。ロマチェンコは当時35歳。両者を比較すると、体格差が目に付きました。1ラウンドが始まるとロマチェンコの動きは、いつもどおり、ポジショニングのうまさが見られました。しかし、2ラウンドあたりから4ラウンドまで、ロマチェンコがヘイニーの正面に立つことが多い気がしました。現に、ヘイニーの右ボディパンチが何回かヒットしていました。5ラウンド以降、やはり、ヘイニーのボディ打ちが目立ち、明らかにボディを狙っていると気が付きました。ヘイニー陣営は、ロマチェンコにサイドのポジションを取らせないようにして正面に立たせ、中間距離ではボディ、接近したときは腕をホールドしてレフリーがブレイクをかけるまでは頭をコツコツ打ってロマチェンコの動きを止める作戦であったと思います。これで、中盤以降、ロマチェンコの動きが鈍った感がありました。11ラウンドになるとヘイニーのフットワークの運動量が勝っているように見えました。
試合後のテレビ解説のスコアをみると、6ラウンド以降、9ラウンド以外はロマチェンコがポイントをとっていたという採点で115-113でロマチェンコ支持となっていましたが、このジャッジの採点が解せませんでした。正式ジャッジは116ー112、115-113が二人、3-0でヘイニー勝利という逆の結果となりました。判定結果に対する意見が分かれる試合になりました。
ヘイニーはチームの指示を実行できる精神的落ち着きがある
ヘイニーは、年齢は若いですが、試合中、セコンドの指示をよく聞いて動いているような気がします。試合中、慌てることもなければ、荒っぽく打ちにいくこともありません。常に冷静で、自分が得意とする距離を大事に戦う選手です。ヘイニーのヒットポイントは非常に遠く、対戦相手にとっては、”非常に遠い”と感じるかもしれません。相手のパンチは基本的には”距離ではずす”ことが多く、”パンチをもらわない”という印象です。攻撃に関しては、相手を呼び込んでカウンターで迎え撃つ、相手が打ってこないときは、長い左リードパンチでけん制し、強い右ストレート、強い左フックを打つなど、相手の出方によって攻撃のバリエーションを変えて打てます。強引に攻めることはあまりありません。攻防のバランスが取れた選手で”負けない戦い方”をする選手です。

[…] WBCスーパーライト級王座にデヴィン・ヘイニーがついたことで、この階級に注目が集まってきたと思います。ライアン・ガルシアがヘイニーと対戦する話題もあります。WBA王者はローランド・ロメロ、WBO王者はテオフィモ・ロペスとこちらも注目度が高くなっています。今回は、IBF王者スブリエル・マティアスを紹介します。 […]