”EL Finito”リカルド・ロペス(後編)

無敗のまま引退した伝説のチャンピオン

WBOタイトルを吸収、王座統一へ
アレックス・サンチェス戦

WBC20度目の防衛戦がWBO王者アレックス・サンチェスとの統一戦となりました。プエルトリカンのサンチェスは、159cmのがっちりした体格で接近戦を得意とするファイターです。プレッシャーをかけてどんどん前に出てくるサンチェスに対してもロペスのスタイルは崩れることなく、フットワークを使った強烈なコンビネーションが冴えわたり、タフなサンチェスを迎え撃ちました。

難敵、ロセンド・アルバレスとの死闘

1998.3.7、WBC王者ロペスとWBA王者アルバレス(ニカラグア・当時24戦全勝)との統一戦。アルバレスもサンチェス同様、前に出てプレッシャーをかけた接近戦を得意とするファイターです。この試合では序盤から再三にわたって頭が衝突するシーンがありました。頭が気になってリズムが狂ったのか、ロペスが2Rにアルバレスの右カウンターをもろにくらって初めてダウンを喫しました。その後、一進一退の攻防を展開し、7R、偶然のバッティングでロペスが右目上まぶたを大きくカットし、7R終了負傷判定、三者三様のドローに終わりました。

ロセンド・アルバレスと再戦

1998年11月13日アルバレスと再戦。 WBAタイトルはアルバレスの体重超過によって剥奪、WBC王者ロペスの防衛戦として行われました。初戦と同様、試合中、両者の頭が何度も衝突、ロペスは後半、両目上をカットし1戦目同様、流血しましたが、ロペスの闘争心は衰えることなく、出血しながらも自分のスタイルをキープ、コンビネーションでアルバレスから判定2-1で勝利を収めました。

ライトフライ級王座獲得へ

ロセンド・アルバレスを下したあと、IBFライトフライ級への挑戦決定と同時にWBA・WBC王座は剥奪となりました。ロペスは無冠の状態でIBFライトフライ級王者ウィル・グリッズビーと対戦し、12R3-0判定勝利を収めました。その後2回の防衛を果たしたあと、王者のまま引退しました。長い戦歴のなかでひとつの引き分けがあるものの、アマ、プロ通じて無敗のままリングを去りました。

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