那須川天心が所属する帝拳ジムの大先輩、浜田剛史とは(前編)

浜田剛史さんは、WOWOW解説者を務めていますので、見たことがある方も多いかもしれません。浜田剛史さんは、スーパーライト級元世界チャンピオンで、15試合連続KO勝の日本記録保持者です。今回は浜田剛史さんの現役時代をご紹介します。

プロフィール

生年月日・プロデビュー1960年11月29日・1979年5月21日(スーパーフェザー級)
出身地日本 沖縄県
身長・リーチ170cm・173.5cm
スタイル左ファイター
実績元WBCスーパーライト級王者(1986年7月獲得、1度防衛)
アマ戦績
プロ戦績
43戦37勝(28KO)6敗 ※ 高校3年生でインターハイ優勝
24戦21勝(19KO)2敗1無効試合

現在:帝拳プロモーション代表
   WOWOWエキサイトマッチ解説者
   浜田産業(株)代表取締役

日本屈指のハードパンチャー。体制を低く構え、鋭い踏み込みで一気に距離を詰めて左右のパンチで畳みかけるボクシングを得意としました。典型的なインファイターです。あまりにパンチが強すぎて拳が耐え切れず、4度の骨折で2年のブランクを余儀なくされました。ブランクの間も、右手だけでトレーニングを続け、右パンチの強化につなげた不屈の精神力を備えた選手でした。

能力評価

浜田 剛史の能力評価
Ability Assessment
階級:スーパーライト級
項目
Item
評価
Rating
パンチ力
Punching Power
パンチの速さ
Punching Speed
フットワーク
Footwork
技術
Technique
体力
Physical Power
防御
Defense
持久力
Endurance
※ 評価の標準は”3”です。
  The standard for rating is “3”.

世界タイトルマッチに至る道のり

浜田が挑戦したWBCジュニア・ウェルター級チャンピオン、レネ・アルレドンドは、当時40戦38勝(37KO)2敗という戦績で、チャンピオン有利との予想が大勢でした。

世界戦直前に対戦相手を浜田自身が分析

耐えて耐えて迎えた最高の舞台へ

リングへ入場する浜田剛史のガウンの背中には沖縄の守り神シーサーが描かれています。青白い炎のような全身からみなぎるオーラを漂わせながらゆっくりとリングへ向かいます。「勝負はリングに上がる前から始まっている。」という浜田のこの言葉を納得させる気迫がみなぎっていました。

戦慄のKO劇

試合開始前のレフェリーの説明のときも、チャンピオンを鋭く静かに睨みつけ威圧感を放っていました。 1ラウンド終了間際、右フックがチャンピオンの顔面にヒット、腰を落としたところに5発の強打を連続してヒットさせ、チャンピオンを失神させました。KOタイムは1ラウンド3分9秒、劇的なKO劇でした。

KO勝ち直後から放送席で試合の振返り

勝敗が1ラウンドで決したため、浜田剛史さんが放送席に招かれ、試合中にどのように感じて戦っていたのかインタビューに答えました。その受け答えに、浜田さんの誠実さが感じられました。解説席のジムの先輩王者小林弘さんが感極まってしゃべれなくなるのを見て、当時、私の涙腺を刺激しました。

後編へ続く。

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