【注目試合】5月6日東京ドームで4団体統一世界Sバンタム級王者井上尚弥にルイス・ネリが挑戦!
JBCが無期限活動停止処分を解除。日本での試合が可能に
「ルイス・ネリ」を分析
実力で得た統一王座挑戦へのチャンス
日本ボクシングコミッション(JBC)が”出入り禁止”処分を科していたルイス・ネリが、統一王者、井上尚弥へ、日本で挑戦する試合が実現することになりました。
今からおよそ7年前、当時WBCバンタム級王者であった山中慎介との2度の対戦で、ドーピング違反と体重超過を犯したネリでしたが、過去の失態に詫びを入れたことでJBCが「折れた」と感じたファンも多いかもしれません。処分解除の理由はともかく、この試合が日本で開催されることは、日本ボクシング界にとって大きなメリットです。
この試合の実現は、ルイス・ネリが、山中慎介との対戦以降、体重超過などでWBCやWBAの処分を科せられながらも世界トップ戦線で戦い続け、WBCの挑戦者決定戦にも勝利するなど、実力でこのチャンスを得たことが一番の要因であると思います。JBCが処分を解かなかったとしても、井上とネリは戦う運命にあったわけで、その場合、戦いの場が海外のリングになっていたでしょう。JBCはそういった事情も考えて処分を解除したのかもしれません。
2024年5月6日
WBA・WBC・IBF・WBO統一
世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 井上尚弥
VS
挑戦者
WBC1位・WBA5位・WBO2位
ルイス・ネリ
※ 井上尚弥対タパレス戦後の次期挑戦者予想に関する記事はこちら
| 井上尚弥 | 項目 | ルイス・ネリ |
|---|---|---|
| 1993.4.10 | 生年月日 | 1994.12.12 |
| 2012.10.2 | プロデビュー | 2012.5.5 |
| 日本 神奈川県 | 出身地 | メキシコ |
| 165cm | 身長 | 165cm |
| 171cm | リーチ | 169cm |
| オーソドックス | スタイル | サウスポー |
| 26戦全勝(23KO) | プロ戦績 | 36戦35勝(27KO)1敗 |
| 元WBCライトフライ級王者 元WBOスーパーフライ級王者 元4団体統一世界バンタム級王者 4団体統一世界スーパーバンタム級王者 | 実績 | 元WBCバンタム級王者 元WBCスーパーバンタム級王者 |
ルイス・ネリのボクシングスタイル
2023年11月16日「井上尚弥、次戦は元バンタム級王者ルイス・ネリと対戦か?」で一度、ネリの特徴を分析しましたが、今回はもう少し詳しく、ネリのスタイルを解説します。
ルイス・ネリのスタイル・動きには、独特の特徴があります。ネリは、サウスポーに構え、重心を後方におき攻勢を仕掛けるきっかけを探ります。攻撃を仕掛けるときは、右ジャブを放ち、重心を前方へスムーズに移動させながら左ストレート、そこから3発目を放つときにさらに足を前方へスライドさせながら打ち、高い確率で相手へパンチをヒットさせます。相手がバックステップで距離をとろうとしても、ネリは、独特な重心移動で距離を縮めながらパンチを放ちます。
通常、特に強いパンチを打つときには、足をとめ土台をしっかりと固定していることが多いと思うのですが、ネリはそういった打ち方をしていません。時には足を踏みかえ、前進しながら重心をうまくスライド、要するに土台をしっかりと固定することなく、強いパンチを連続で打つことができるのです。
ディフェンス面においても、重心を後方へおくことでスペースを確保、相手に容易にパンチをヒットさせません。懐の深さがあり、飛んできたパンチに対して反応が早く「力を逃がす」動きが見られます。
ネリには、相手のパンチを「見切る」カンの良さもあります。
ネリは、攻めにくいうえ、変則的なタイミングでぐいぐい前進して打ってくる「やりにくい」選手だと思います。
ルイス・ネリのウィークポイント
ルイス・ネリは過去に1敗しています。相手はブランドン・フィゲロアです。この試合はネリを攻略するヒントになる場面が多くあります。
それは、ネリは強いプレスをかけられてロープを背に接近戦となる展開を苦手としているように思います。また、ボディを執拗に打たれるともろさが見られます。

[…] Naoya Inoue […]