【注目選手】バンタム級、西田凌佑 IBFバンタム級王者エマニエル・ロドリゲスへ挑戦
IBFバンタム級タイトルマッチの興行権を亀田プロモーションが落札!
西田凌佑のボクシング技術は高いレベルにある
2024年1月31日、西田凌佑をプロモートする亀田プロモーションが、IBFバンタム級王者エマニエル・ロドリゲスの初防衛戦のタイトルマッチの興行権を約4430万円で落札したというニュースが報道されました。
西田凌佑は、これまで8戦を戦い、全勝1KOの戦績で、今回が世界タイトル初挑戦となります。西田凌佑とは、いったい、どんな選手なのか、過去の試合を見て、分析してみたいと思います。
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西田凌佑のプロフィール
| 生年月日 プロデビュー | 1996.8.7 2019.10.3(1RTKO勝利) |
| 出身地 | 日本・奈良県 |
| 身長・リーチ | 170cm・173cm |
| スタイル | 左ボクサーファイター |
| プロ戦績 | 8戦全勝(1KO) |
| 実績 | WBOアジアパシフィックバンタム級王者 |
2021年4月24日
WBOアジアバンタム級タイトルマッチ
VS 王者 比嘉大吾
12R判定3-0 西田勝利
対戦相手の比嘉大吾は、元WBCフライ級王者で、デプロデビュー戦から15連続KOを記録したハードパンチャーです。積極的に接近戦をしかけ強いパンチを振るうファイタースタイルが身上の選手です。西田は、バンタム級としては高身長でスラリとした体格のサウスポーです。8戦のうちKO勝利したのは1試合のみですが、右のリードパンチが強く、相手との間合いをコントロールして「打たせずに打つ」スタイルだと思います。西田は、比嘉のプレッシャーに臆することなく、右ジャブ、右フックなど、右リードパンチをつき、フットワークで、比嘉の鋭い踏み込みと同時打つパンチをはずしていました。西田は、よく相手の動きをみていて、比嘉の攻撃をかわし切るとすかさず反撃にでていました。間合いを確保しながら、からだのバランスを崩すことがほとんどありませでした。西田の右ジャブ、左ストレート、ボディへの右アッパーの、3連打も非常にスムーズで、かつ、威力も十分です。戦績の中でKO勝利はデビュー戦のみですが、パンチ力が非力なわけでなく、試合を支配してポイントアウトすることを考えてボクシングをしているように感じました。
2023年8月11日
IBFバンタム級挑戦者決定戦
VS 6位 クリスチャン・メディナ
当時IBFバンタム級世界ランク5位の西田と同級6位のクリスチャン・メディナとの挑戦者決定戦として行われた試合です。この試合でも、西田の右ジャブが冴えわたっていました。西田は、重心をやや後ろにおき、相手の動きに対する反応が非常に速く、相手が踏み込んできたときにはコンパクトな右フックを合わせ、また、右ジャブから左ストレートのコンビネーションにフェイントを混ぜてうつ西田が見られ、一方の、メディナも、左ジャブからフェイントを入れ、変則的な顔面への右ストレートを放つなど、初回には「技術交換のご挨拶」が見られました。2回は、メディナがややプレッシャーを強めましたが、西田はこれに落ち着いて反応し、決定打をゆるしません。3ラウンド1分半あたりに西田が放った右ジャブからフェイントを入れた左ストレートがメディナの顔面をとらえました。メディナは、笑みを浮かべ余裕があるように見せていましたが、効いたのではないかと思いました。4ラウンド以降も両者のハイレベルな攻防が続きました。クリスチャン・メディナはタフで、相当に強い選手だと思いましたが、西田がメディナの攻撃に反応し、カウンターを合わせるなど技術レベルで上回っているように見えました。これだけ、しっかりとした距離感、攻撃と防御の技術を身に着けている選手はそうはいません。
IBFバンタム級王者エマニエル・ロドリゲスと対戦した場合の勝算は?
西田凌佑の技術レベルは非常に高いものがあります。攻防の技術レベルが高いのは当然あるのですが、距離感とバランスが特に優れていると思います。エマニエル・ロドリゲスのパンチ力とカウンターをとる技術は高いレベルにありますが、西田の技術も、ロドリゲスの技術に引けをとりません。「パンチをもらわない」ということが一番ですが、ロドリゲスの強いパンチを被弾した場合にタフネスを発揮して、慌てずに対処できるかが一つ鍵になるように思います。また、西田の攻撃は、顔面への攻撃の割合が高く、ボディへの攻撃が少ないように思います。ロドリゲスは、顔面への攻撃に対するカウンターをとる技術が非常に高いと思いますので、ボディへの攻撃、特にストレート系のボディブローが有効ではないかと思います。キャリアとパンチ力ではロドリゲスに分があるかもしれません。ボディと顔面へ攻撃を分散させることで、ロドリゲスの体力を削り、かつ、ポイントでも優位に試合をすすめ、ポイントアウトを狙う戦法でいけば西田がタイトルを獲得できると思います。

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